東銀座 らーめん元楽 歌舞伎座 裏の上質背脂の名店

今回は、歌舞伎座裏にある芸能人御用達！見た目ぎっとり、でも味はあっさり！な背脂チャッチャ系のラーメン店、元楽（げんらく）さんへ行って参りました。

初めて食べた時は「東京の一等地にこんな旨くてクセになるらーめんがあったのか！」と、あまりの美味しさに衝撃を受け、以来頻繁に通うお店となりました。この一杯を味わうためだけに遠征しに来るファンもいるほど。

本店は蔵前にありますが、個人的にオススメは、ロケーションが素晴らしい銀座店推しです。

蔵前 元楽 総本店>>

東銀座がかつて大名屋敷や料亭が立ち並びお芝居が盛んだった街。その流れを今も継承し歌舞伎座をはじめとしたエンタテインメントスポットがずらりと並ぶ今昔物語を味わえる素晴らしい立地です。

そんな一等地に店を構える銀座 元楽さんで背油チャッチャ系を食しました。

背脂チャッチャ系とは

新潟県の燕市燕市にあったラーメン店、福来亭（現杭州飯店）の初代大将・徐昌星（じょしょうせい）氏が、金物工場で働く職人たちの要望に応えてラーメンの塩分を濃くし、尚且つ味のバランスを取るために豚の背脂をたっぷり加えたのがはじまりと言われています。

野方ポープ、環七土佐っ子ラーメン、じょっぱりラーメンも、背油チャッチャ系の流れを汲み愛されています。

銀座 元楽さんのメニューは以下の通りです。

銀座 元楽 メニュー
元らーめん（背油たっぷり醤油味） 720円
楽らーめん（背油のコクとあっさり塩味）720円
ぶためし（刻みチャーシュー丼、ゴマ油、タレをかけてどうぞ）500円
元ちゃーしゅー麵（ちゃーしゅー5枚、醤油味）1,020円
楽ちゃーしゅー麵（ちゃーしゅー5枚、塩油味）1,020円
温つけ麺（豚骨ベースの濃厚つけだれにモチモチ太麺）900円
油そば（醤油ベースの特性ダレをよく混ぜてどうぞ）720円

ちなみに「ぶためし」を商標登録しており、ラーメンとセットで注文するのが人気のメニューとなっています。ラー油とタレを絡めて頂く「ぶためし」はマストと言っても良いでしょう。

今回は「正油 元ラーメン　半ぶためしセット 1,000円」のチケットを購入。

今回、伺ったのは平日の午前11時。ピークタイムを避けてお伺いしたこともあってか並ばず入店することができました。

L字型の店内、そしてパーテーションで区切られているのは食べることに集中できて嬉しい限りです。感染症対策もばっちりとされていていました。

この鉄パイプに穴が開いているのを最初、見た時にびっくりしました。湯気を吸ってくれるんだそう、画期的ですね。そして逆さポンプ式のアルコール消毒というのも使いやすく「この手があったか！」と。

見た目ギットリ、味はさっぱりのギャップがクセに

食券を渡すと手際よくメニューが到着しました。御覧ください、この覆われた背油と名脇役とも言えるぶためしの最強コンビを！

ぶためしは、ごま油、タレを混ぜ混ぜして頂きます。チャーシュー、ねぎ、海苔が入っていてタレをちょっとずつかけながら味変させて頂くのもおすすめです。

僕の印象だと「背油信者」は世の中に非常に多く存在し昨今の次郎ブームもそうした油マニアのニーズが時代にマッチしているからに違いありません。そんな”More Oil”達からすると、こちらのらーめん店「銀座 元楽」さんは、背油の量を増やしたくなるかもしれませんが、普段そこまで背油を口にしていない人間には、絶妙な背油加減なのです。

一見、ギトギトに見えますがスルスルと飲めてしまうあっさりさ！最初、食べた時は本当に感動しました。

旨さの決め手は背油の下処理

では何故こんなにあさっりとしていて病みつきになるのか？その秘密は元楽では厳選した背脂を炒めてから下茹でをし、手洗いして余分な脂肪や汚れ、アクを取り去り豚骨スープで2時間煮込みんでいるんだそう。こうした丁寧な仕込みが旨さへと繋がっているんですね。

また、この細麺とよく絡む濃い目の醤油スープも絶妙。多くの舞台俳優を唸らせてきただけありますね。

いや～最高＆最強！五つ星らーめん、東銀座にあり。またお邪魔します！

そんならーめんの話もしつつ、70年代・80年代・90年代・2000年代～最新ヒッツの洋楽をお送りしている私、鈴木 裕介のラジオ番組、FMヨコハマ「U-MORE！」（19:00～21:45）はラジコで聞くことができますので、ぜひ初めての方もお気軽にチェックしてくださいね。